マイ・グリッドについて †[edit]
デバイス・マネージャー †[edit]
デバイス・マネージャー(Defaultプロファイル)の設定
インストール直後のBOINCクライアントは、Defaultのプロファイルを使用する設定(「デフォルトとして設定」項目にチェックの付いているプロファイル)になっている。そのため複数台あるPCの全てを同じ設定で使うのなら、Defaultプロファイルを設定するだけである。
デバイス・マネージャーでプロファイルを選択すると、以下の項目が表示される。
○ | 標準の設定値: ・・・ |
○ | 影響最小: ・・・ |
○ | 出力最大: ・・・ |
○ | 省電力: ・・・ |
● | カスタム・プロファイル: 拡張オプションおよび拡張設定値を使用してプロファイルをカスタマイズします |
以下の設定を有効にするには「カスタム・プロファイル」を選択します。 |
デフォルトとして設定:■ ←Defaultプロファイルの場合はこれにチェック
「標準の設定値」~「省電力」までは基本形となる設定であり、まずこの基本形を選択・保存する。更にそれをベースに細かい設定をしたい場合にカスタム・プロファイルを選択する。
具体的な設定手順としては、最初の設定が「標準の設定値」になっているため、単にPCの使用率を最大にしたい場合には「出力最大」を選択して「保存」するだけである。基本の設定を選択・保存した後に、その設定値(宿題のキャッシュの量など)を更に自分用に調整する場合は、「カスタム・プロファイル」を選択して行う。
宿題のキャッシュの量を変えるのはここ。CPUとメモリの使用率はここで変える。
次の時間帯でのみ作業を行う: | 12AM(0:00)~12AM(0:00) |
同じ時刻を指定すると時間に関係なく稼動 |
次の時間帯でのみインターネットに接続: | 12AM(0:00)~12AM(0:00) |
同じ時刻を指定で常にネット接続を許可。 |
次のスペース以内を使用: | 100% (プロセッサー時間に対する比率) |
CPU使用率。但しクライアント側で設定した場合は無視。 |
使用可能なプロジェクト †[edit]
※1 | If my computer can process work on my graphics card, then please send me work to run on my graphics card for the projects that I have selected above. |
※2 | 上で選択したプロジェクトに、私のコンピューターに適した作業がない場合は、別のプロジェクトの作業を送信してください。 |
※3 | 新しいプロジェクトが選択可能になったら、私に選ばせてください。 |
- 意訳「グラフィックカードで処理できる場合、グラフィックカード上で実行できるようにプロジェクトを送信してください。」グラボも処理に使いたければチェックを入れる。
- プロジェクトが休止していたり、参加しているプロジェクトを処理するには適さないスペックの場合、他のプロジェクトを送信して欲しければチェックを入れる。
- 新しいプロジェクトが利用可能になった際に、自動的に送信して欲しければチェックを入れる。
プロセッサー使用状況 †[edit]
コンピューターの使用中に作業を行いますか? | はい |
つまりアイドル状態でなくても解析させるか。通常は「はい」 |
次の時間コンピューターがアイドルだった後で作業を行う: | 分 |
上で「いいえ」を選択した場合アイドル状態になって何分後に解析するか |
コンピューターがバッテリーで稼働中に作業を行いますか? | はい いいえ |
ノートPC等でバッテリー稼動時に解析させるか |
マルチプロセッサーの場合に、最大で次のプロセッサー数を使用する: | 16プロセッサー |
そのままの意味。 |
コンピューターがアイドル状態のまま次の時間経過した後、作業を停止する: | 0.0分 |
アイドル状態に入ってから何分経ったら解析を停止するか。但し0だと特に制限なく解析し続ける。 |
次のスペース以内を使用: | ディスク・スペース (ギガバイト単位) |
これ以上はHDD容量を使わない。 |
最小放置時間: | ディスク空きスペース (ギガバイト単位) |
誤訳。正しくは『最低有余スペース:』。空き領域として残す最低限のディスク量。 |
次のスペース以内を使用: | % (全ディスク・スペースに対する比率) |
この比率以上はHDD容量を使わない。 |
ディスクへの最大書き込み間隔: | 秒 |
メモリー上のデータ(宿題のセーブ等)をHDDに書き込む間隔。短くしすぎるとパフォーマンスが落ちます。 また、[デスクトップ右クリック]→[プロパティ]→[スクリーン セーバー]→[電源]→[ハード ディスクの電源を切る]の時間との兼ね合いも考えて双方調整してください。 |
優先使用時にメモリー内のアプリケーションをそのままにしておきますか? | はい いいえ |
誤訳。正しくは『一時中止時にメモリー内のアプリケーションをそのままにしておきますか?』 WCG以外のプロジェクトに参加している場合、解析を中断し、そちらに切り替えられた際にWCGのアプリケーションをメモリ上に残しておくかどうか。「いいえ」にしておくと安全。 |
次のスペース以内を使用: | % のメモリー (コンピューター使用中) |
コンピューター使用中にこの比率以上はメモリー容量を使わない。 |
次のスペース以内を使用: | % のメモリー (コンピューター・アイドル状態) |
コンピューター・アイドル状態中にこの比率以上はメモリー容量を使わない。 |
次のスペース以内を使用: | % の仮想メモリー |
この比率以上は仮想メモリー容量を使わない。 |
ネットワーク使用状況 †[edit]
インターネットへの接続前に確認しますか? | いいえ |
完了時に切断しますか? | いいえ |
最大アップロード速度: | 0.0K バイト/秒 |
最大ダウンロード速度: | 0.0K バイト/秒 |
帯域制限の設定。0なら特に制限しない。 |
作業単位キャッシュの設定 †[edit]
次の間隔毎にネットワークに接続 | 日 |
間隔を増やすとその間に処理できそうな量の宿題をキャッシュする。大きくしすぎると期限切れになるので注意。デフォは0.3日。0なら逐次宿題を確保する。 宿題の送受信やプロジェクトの更新はネットに接続可能ならこの設定に関わらず行う。 変更する場合はデフォの0.3から様子を見つつ調整する。 |
キャッシュ | 余分の作業日 |
上記の間隔日分の宿題にプラス何日分の宿題をキャッシュするか。 |
Project Specific Settings †[edit]
Number of workunits per host for The Clean Energy Project - Phase 2? | 1-Default |
The Clean Energy Project - Phase 2の宿題の数の設定。どんなにキャッシュを大きくしても、上で定めた数以上はダウンロードされない |
クロス・プロジェクトの設定値 †[edit]
プロジェクトの重み: | 100 |
WCG以外のプロジェクトに参加している場合の解析させる比率。例えば他の重みが100の場合にこれを200にするとその分解析する機会が増える |
次の時間ごとにアプリケーションを切り替える: | 分 |
WCG以外のプロジェクトに参加している場合どれくらいの間隔でプロジェクトを切り替えるか。 |
プロファイル設定を変更した結果をクライアント(実際のPC)に反映させるには、各クライアントでプロジェクトタブの「更新」を選択する。(やらなくても、時間が経てば反映させる)
注意点として、クライアント側の「高度な設定」=>「プレファレンス」で設定を変えていると、そちらが優先されるため、プロファイルの設定が反映されないことがある。その場合、「高度な設定」=>「プレファレンス」のクリアボタンを選択すると、最新のプロファイル設定が反映される。
複数台のPCにそれぞれ違う設定をする †[edit]
複数台あるPCの一部をDefault以外の設定にしたい場合には、装置プロファイルにある「home」「work」「school」のいずれか (どれでもよい)を選んで、別設定が作れる。
作ったらデバイス・マネージャーで、適応したい装置名をクリックして、作成したプロファイルを選ぶ。
いったんカスタマイズした設定をデフォルト設定に戻す場合、プロファイルを選んで「削除」するのが一番簡単。削除直後は見えなくなるが、しばらくするとデフォルト設定で再作成される。
名前等のアカウント情報の変更と確認 †[edit]
名前やメールアドレスを変更する †[edit]
- マイ・プロファイルにログオン*1し、変更後保管ボタンを押す。
- WCG以外にも参加する場合、登録するメールアドレスは同じものを使用します。また忘れたパスワードの受け取りにも使うので有効なメールアドレスを使います。
BOINC Statsで計算機の情報を公開する †[edit]
マイ・プロファイルのBOINC 表示ホストにチェックを入れると、スペックとPC毎の成績が公開される。
パスワードについて †[edit]
参加するプロジェクトについて †[edit]
- マイ・プロジェクトではWCGが提供しているプロジェクトのうち、自分が参加するものを任意で選べる(後からいつでも変更可能)。
プロジェクトのシステム要件 †[edit]
WCGに参加するためには、少なくとも次の環境が必要です。
- グラフィックス表示能力(グラフィックスを見たいのなら)
- インターネット接続
これらに加えて、プロジェクト毎にメモリやディスク空き容量の必要条件があります。
プロジェクト名 | 使用可能メモリ | ディスク空き領域 | 対応OS |
OpenPandemics? - COVID19 | 250 MB | 200 MB | Windows, Mac(64bitアプリのみ), Linux, Android |
Africa Rainfall Project | 1 GB | 1.5 GB | Windows, Mac(64bitアプリのみ), Linux |
Help Stop TB | 250 MB | 100 MB | Windows, Mac(64bitアプリのみ), Linux |
Mapping Cancer Markers | 400 MB | 500 MB | Windows, Mac(64bitアプリのみ), Linux |
Smash Childhood Cancer | 250 MB | 100 MB | Windows, Mac(64bitのみ), Linux, Android |
- AndroidはARMのVer.4.1以上に対応。
- マイ・グリッドを開くと自分の成績を確認できます。
- マイ・チームを開くと所属しているチームの成績を確認できます。
※WCGのサーバは24時間おきに統計情報を更新します。
またポイントは妥当性検査が終わるまでは成績にならないのでタスクを送信しても統計に反映されるまで時間がかかることがあります。
ただしリザルトについては妥当性検査を経ずにすぐに反映されます。
- 結果状況の説明
作業単位名 | 装置名 | 状況 | 送信時刻 | 予定時刻/ 返す時刻 | CPU 時間 (時) | 要求/認可された BOINC クレジット |
lb486_ 00021_ 14-- | hoge | 進行中 | ~ | ~ | 0.00 | 0.0 / 0.0 |
lb486_ 00031_ 0-- | hoge | 有効 | ~ | ~ | 6.33 | 80.8 / 81.1 |
lb486_ 00030_ 6-- | hoge | 妥当性検査処理中 | ~ | ~ | 6.46 | 82.5 / 0.0 |
- 作業単位名:宿題のファイル名
- リンクをクリックすると詳細と同じ宿題をしている他の参加者の状況を見られる。
- Minimum Quorum:はこの宿題の答え合わせに必要な提出数。Initial Replication:は冗長度を保つ為に余分に配られる数。
- 装置名:宿題を処理するあなたのコンピュータ名
- 状況
- 進行中(Work in Progress)
- 宿題の提出期限内で、提出されるのを待っている状態。たとえ既に定員数に達して妥当性検査が終了している宿題であっても、提出すれば「無効」にならない限りクレジットが貰える。
- 有効(Valid)
- 妥当性検査が終了しBOINCクレジットが認可された終了した宿題。
- 妥当性検査処理中(Pending Validation)
- 提出数が最小定員数に達していないため、答え合わせを保留している状態。
サーバー側はあなたが提出した宿題と同じ宿題を他の人たちが最小定員数(Minimum Quorum)提出し、それらを照合し解析結果が正しいものと確認されるまでクレジットを配りません。
提出する→他の人が同じ宿題を提出→最小定員数に達したので照合→確認→以後はその結果と合致するかどうかで有効か無効かがきまる。
図にするとこんな感じ
妥当性検査処理中となっているのは最小定員数に達していないか、達した後の確認待ちという事です。
大抵の場合は定員に達するとすぐに確認処理されますが、提出が集中している時間帯などは多少時間がかかります。また、ごく稀に定員に達した後もそのまま放置される場合があります。その場合、結果状況の一覧から「結果の名前」を選択して表示される詳細画面に「妥当性検査の試行」があるはずです。それをクリックしてください。
- エラー(Error)
- クライアント側でのエラーによって宿題が中断した場合、この状態になります。また宿題を破棄(クライアント画面で中断)するとこの状態になります。基本的にクレジットは期待できませんが、中断するまでに解析した結果は提出されるので、稀に少しクレジットが貰える場合もあります。
PCの環境やWUの不具合によってエラーが起こる事があります。
エラーになるとBOINCクライアントはエラー報告をしサーバー側はその人の分の宿題を他の人に配ります。
リンクをクリックするとエラーの理由がでます。
WCGでは全員がエラーになるような宿題は、全員エラーだと確定したら成績が貰えるようです。
- 不確定(Inconclusive)
- 最小定員数に達して答え合わせをした結果、不一致がある場合に宿題の再配布が行われます。その提出を待つ間はこの状態になります。再配布の宿題が提出されると、有効か無効に変わります。
最初の人たちが出した宿題の結果が適合しなかった場合、その人たちは不確定のステータスになります。
サーバーはさらに同じ宿題を他の人へ配布し、それらが提出された数がMinimum Quorumに達し、それらの答えが適合した物だけに有効ステータスが与えられます。
適合しなかった結果を出した人には無効のステータスが与えられます。
- 無効(Invalid)
- 提出したが他の人の宿題の結果と合わなかった場合は無効になります。成績にはなりません。
まれにプロジェクトの不具合が発生していると認められる場合は無効でも成績が付く場合もあるようです。
- 遅すぎる(期限切れ)(Too Late)
- 提出期限までに提出されずに、いったん「無応答」になった後で提出した場合。成績にはなりません。
- 無応答(No Reply)
- 提出期限までに提出しなかったため、他の人に宿題を再配布した状態。この状態で宿題を提出した場合、「遅すぎる」で無得点になるか、「有効」でポイントが貰えるかは、プロジェクトや遅れ度合いによって異なる。諦めて宿題を破棄(中止)した場合は「エラー」に変わる。
- その他
- 上のいずれにも当てはまらない状態。成績にはなりません。
- BOINCクレジット
宿題の処理に必要としたCPUの計算時間、CPUやメモリの性能などの要素によって決まります。詳しい説明
妥当性検査の項でも説明しましたがサーバー側では同じ宿題を配りそれらが提出されるまで待機します。クレジットはそれぞれ宿題を提出したホストがかかったCPU時間やCPU性能に基づいて提出時に要求します。サーバー側ではそれぞれが申請したクレジットの中間値をそれぞれのホストに付与します。
※WCGでの7ポイントが、1クレジットに相当します。
WCGサイト以外から成績を確認する †[edit]
WCGサイトの文字化けについて †[edit]
表示が「??????」のようにおかしくなった場合は右上のドロップダウンメニュー*2で日本語から英語にすると、英語表示になるが見られる。
The page you requested is currently unavailable because the statistics are being updated.
The statistics update will finish in about XX:XX minutes.
訳「リクエストしたページは今統計をアップデートしてるから見られないよ。」
「統計のアップデートはおよそXX:XX分で終わるでしょう。」
アップデートが終わった後、日本語に戻せば正常になるようだ。
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