Berkeley Open Infrastructure for Network Computingの略です。ボインちゃんではありません
「ネットワークコンピューティングのための開かれたインフラ バークレーぷれぜんつ」という意味です。バークレーとはアメリカの地名で、ここでは開発元であるカリフォルニア大学バークレー校を意味します。
読み方は「ボインク」だと思われます。ここの02:46あたり(YouTube)
BOINCは分散コンピューティングの共通のツール。ウェブや電子メール、FTPやIRCなどと同じようなサービスの一つと考えてほしい。
BOINCを採用する分散コンピューティングプロジェクトに参加するには、BOINCクライアントと呼ばれるソフトを入手する必要がある。BOINCクライアントはBOINCの開発元サイトで配布されている。(オープンソースで開発されているため、自分でコンパイルしたり改変したクライアントを作成・配布しても構わない。)分散コンピューティングプロジェクトの鯖側でも、BOINCのサーバプログラム群が稼動している。
BOINCの参加者が実際に加入するのは、BOINCを採用した個々の分散コンピューティングプロジェクト。そのジャンルは蛋白質・医薬品開発系に限らず、天文関係や長期気象予測や物理化学、数学や暗号クラックなど多岐に渡る。
BOINCクライアントは、解析作業の実行・停止制御をしたり、宿題を貰ってきたり解析結果を返す下働きだけをするプログラムで、それだけでは何もできない。
BOINCクライアントを通して自分の好きな分散コンピューティングプロジェクトへの参加手続きをすることで、最初の宿題とそれに必要な解析ソフトが送られてきて最初の宿題の解析が始まる。
名前は1バイト文字のみが無難。UTF-8に対応しているはずだが、プロジェクトのサイトや統計サイトによっては文字化けの恐れがある。
メールアドレスはチーム主宰者に渡るので、いわゆる捨てアドが基本。プロジェクトからのメール送信を許可するのであれば、確実にメールを受け取れるアドレスで。
普通に終了してよい。
休止してからの方が安全かもしれないけど、まぁそこは好きなように。
いきなり今までの結果がパーになることは(宿題に不具合が無い限り)無い。最後に自動セーブしたところまで若干巻き戻る。
プレファレンス(設定)はプロジェクトのサイトで設定すると、BOINCクライアントがプロジェクトへのアクセスの際に自動で取り込むようになっている。また別に参加しているプロジェクトがあれば、クロスプロジェクトIDの伝播と同じ要領で別のプロジェクトにも設定変更が伝播する仕組みとなっている。
よって、基本的にはBOINCクライアント側でプレファレンスを設定する必要はないが、マシン毎に個別に設定したい場合はBOINCクライアント側で設定すればそちらが優先される。
BOINCクライアント側でプレファレンスを設定する機能は5.8.x以降のバージョンで実装されたが、マシン固有のプレファレンス(global_prefs_override.xml)があれば優先する仕様自体は以前からあって、内部的にはこのglobal_prefs_override.xmlの作成・編集をしている。マシン個別の設定を解除したい場合は、global_prefs_override.xmlを削除すればよい。
参考:
プレファレンス(好みの設定)
プレファレンスより優先される設定ファイル
Windows版では、インストールの際にスタートアップフォルダにBOINCマネージャのショートカットが作られている。
これを削除するなり別の場所に移せば、自動では起動しなくなる。
ver.6以降のWindows版BOINCクライアントでは、スタートアップフォルダのショートカットではなくレジストリのスタートアップに登録されている。レジストリエディタで慎重に該当部分を削除するか、スタートアップを安全に編集するフリーソフトを利用するとよい。
それぞれのPCにBOINCクライアントをインストール。「プロジェクトに参加」を実行した際、「既にプロジェクトに参加していますか?」の質問に「はい、すでにアカウントがあります」を選んでアカウント情報(名前とパスワード)を入力。
事前に準備しておけば、手元のPCから他のPCで動いているBOINCクライアントをリモート操作できるので便利。
BOINC_Managerから他のPCに接続する方法はこちら。
サーバーと通信が不可能のこと。UD時代からの符丁で、通信再試行までの時間が「Backing off・・・」と表示されていたために略して罰金と呼ばれている。
BOINCを採用している分散コンピューティングプロジェクトであれば、一つのクライアントで複数のプロジェクトに同時に参加できるのがBOINCの最大の特徴だが、この複数のプロジェクトに参加している状態をTeam 2chでは俗に雑食と呼んでいる。
また、狭義ではWCG内で複数のプロジェクトを行っている人のことも指す。
分散コンピューティングのコミュニティでよく目にする、宿題を処理する意の「クランチ」(crunch)には、噛み砕くという意味がある。
1コブルストーン(BOINCにおけるポイントの単位)の定義は、1000MIPSの計算能力をもつマシンが100分の1日を費やして得られた計算量。
例えば、3000MIPSのマシンを丸一日稼動した場合、300コブルストーンが得られる計算となる。
参考:公式ドキュメント WCGにおけるワークユニットの検証(Validation)とクレジット(Credits)
申告する値=その宿題に掛かった時間×ベンチマーク値
実際に貰える値は「自分を含む同じ宿題を出した人たちが申告した値」から最大値と最小値を捨てた上で残りの平均*1
要するにシステムの性能が良くて、沢山宿題を提出すれば、多くクレジットが貰える。
ほとんどのBOINCプロジェクトでは、同じ宿題を複数の参加者に配り、提出が出揃った時点で答え合わせをしている。これは、マシン不調による計算ミスや、チート野郎による嘘解答を多数決により排除するため。
ポイントは、この答え合わせが終わった時点で付与される。言い換えると、いつポイントを貰えるかは自分と同じ宿題をやっている人次第。
宿題の提出が規定数に達したとき。
同じ宿題を何人に配り、何人が提出したら答え合わせをするかは宿題ごとに設定されている。宿題の詳細情報をみれば載っている。
2~3人に配って全員が提出した時点で答え合わせをするのが一般的。参加者数が潤沢なプロジェクトでは、未提出者の発生を見越して多めに配っていることもある。
なお、宿題放棄や未提出者が出たり、一度の答え合わせで正答が確定しなかった場合、宿題がさらに別の参加者に追加で配られる。
〆切に遅れて宿題を提出すると、その宿題では基本的にポイントが貰えないと覚悟すべき。
ただし、〆切に遅れてもプロジェクトによってはポイントが貰える場合もあるし、再配布(期限切れとなった分を他のPCに配布し直す)による別PCからの回答が来るまでの間であれば貰える可能性もある。鯖ダウンや宿題不良などプロジェクト側に責がある場合、〆切の延長や答え合わせの保留、ポイント付与などの措置がなされることもある。
遅れても諦めずに提出した方がいいか、速やかに破棄してしまった方がいいかはケースバイケース。
自分のマシンで設定されているコンピュータ名が、そのまま反映されている。
Windowsならシステムのプロパティを開いて(マイコンピュータの上で右クリック、あるいはコントロールパネルから開く)、「コンピュータ名」タブがあるのでそこから変更。変更後は再起動が必要になる。
プロジェクト毎の設定(preferences)に、自分のマシンを公開するかどうかの項目があるよ。
「Should 【プロジェクト名】 show your computers on its web site?」(あなたのコンピュータをウェブサイトに載せていいかい?)という項目があるので、これをNoにする。
なお、公開した場合でも第三者が閲覧できるのはマシンスペックと使用OSぐらいで、IPアドレスやコンピュータ名は晒されてない。
BOINCクライアントをUSBメモリにインストールして、移動先の別PCで稼動(BOINCクライアント自体はUSBメモリ内の一つのみ)させることは、Ver5では可能。
Ver6以降のクライアントは、インストール時にPCのレジストリーに情報を書き込む。したがって、クライアントソフトのみがUSBメモリに存在しても、単独では動作しない。回避策として、動かしたい複数のPCでいったんBOINCをインストールして環境を構築し、インストールされたクライアントの代わりにUSBのクライアントを動かす事は理屈上は可能。しかしこの方法は、デバイスの識別方法などBOINCの仕組みやレジストリやPathなど動作環境を理解した上で行う必要があり、やり方を間違えると動かなかったり、動いても幽霊デバイスを作るなどの恐れがあるため、上級者向けである事に留意。
この問題が(多分)修正されている、有志による非公式なPortable用BOINCもあるにはある。
死亡したPCから、BOINCフォルダーとデータフォルダー(Ver5まではBOINCフォルダーのみ)を救出できたら、他PCへの移植は可能(バックアップデータからは基本的に不可)。
Ver6以降の場合、救出したフォルダーに対して上書きインストール、または普通にBOINCをインストールした上で、フォルダを差し替える。
Ver5までは、BOINCフォルダーにあるboincmgr.exeを起動させれば、インストールを行う必要は無い。
無事に稼動して宿題を提出できたことを確認したら、救出したデータは破棄すること。同じ救出データで再度上記の復旧手段を取っても、別デバイスとして認識され、新たなデバイスがひとつ増えるだけである(新規インストールと同じ)。
起動直後にCPUベンチマークを始めるが、これはパーツ換装のときにも起こるし、もしCPUベンチマークが行われない場合には手動で行った方がよい。
また元のPCとはCPUのコア数が異なっている場合、「高度な設定」=>「プレファレンス」のクリアを行わないと、以前のPCの設定や情報が残ってしまい、全コアを使わない事例が多々ある。
OSが同一アーキテクチャー(WindowsXPからWindows7など)であれば、以下の方法で可能。WindowsXPからLinuxなど異なる場合には、基本的に不可能(手動でアカウントデータを移植する方法もあるが未検証)。
まず既存のBOINCフォルダーとデータフォルダー(Ver5まではBOINCフォルダーのみ)をUSBメモリなど外部デバイスに移動する(宿題は出来るだけ消化し、移動は避けることを推奨)。
新しいOSをインストールしたら、外部デバイスに移動しておいたフォルダーを戻して上書きインストール、または普通にBOINCをインストールした上で、外部デバイスに移動したおいたフォルダに差し替える。
32bit版から64bit(あるいはその逆)への変更の場合、元のフォルダーに変更後のOSに合ったインストールセットで上書きインストールする(インストール後の差し替えでは駄目)。ただし、この変更時に残っている宿題があった場合、正常に引き継がれるかは未確認。
名前はアカウントに付随するデータの一つに過ぎず、変えてもそのアカウントの成績自体は何も変わらない。つまり引き継げる。
メールアドレスを変えた場合も同様。ただしこの場合はCPID*2が変わってしまうため、BOINC全体での成績は分裂してしまうことになる。統一したいなら登録メールアドレスも統一した方がよい。
Team 2chの板別集計は名前を元に集計しているため、例えば@loungeから@newsVIPに変えたら今までの成績は@newsVIPに移動する。
ちなみにチーム自体を移籍した場合は、今までの分の成績は元のチームに残る。
スタートアップにあるショートカットの最後に /sをつける。
以下、BOINCのインストールフォルダをデフォルトから変更している場合は適宜読み替えること。
例 "C:\Program Files\BOINC\boincmgr.exe" /s
デフォルトでなっているハズだが。
また、スタートアップにあるショートカットを以下のようにするとタスクトレイにも表示しなくなる。(以下は自己責任でよろ)
例 "C:\Program Files\BOINC\boinc.exe" -detach
通常はマネージャが子プロセスとしてBOINCクライアントを起動しているが、BOINCクライアント単体でも起動できる。
この場合マネージャを見るにはスタートメニューから別途起動する。
BOINCクライアントを単体起動した場合、マネージャを終了させてもBOINCクライアントは終了しなくなる。
クライアントを終了させるには、マネージャの「高度な操作」→「Shutdown Connected Client...」を選択し、警告にOKし出てきたウィンドウでlocalhostを選択しパスは自動入力された物そのままでOKを押す。するとBOINCクライアントが終了するのでその後マネージャも終了する。BOINCクライアントが終了した状態でマネージャだけ起動してるとエラーメッセージが出るが当然なので問題は無い。
またスタートメニューの「ファイル名を指名して実行」で以下のように入力してもBOINCクライアントを終了できる。
例 "C:\Program Files\BOINC\boinccmd.exe" --quit
玄人向けコマンドラインオプションやboinccmd.exeで使えるコマンドのリスト
宿題は数時間~数日かかるのが普通です。気長に待ちましょう。
(長期気候予想のプロジェクトでは数ヶ月かかるものすらありますが、これはさすがに例外。)
参加したばかりの状態だと、完了までの時間の予測精度が低い為実際より長めに出るようです。
そのうち補正されていき、実際に近い値が表示されるようになります。
BOINCは120時間毎に自動でベンチマークを取り直す。BOINC以外の負荷が高いときにたまたまベンチマークが起動してしまった可能性が高い。
ベンチマーク値(要求クレジット)はクレジットの取得値に影響するので、あまりにも低くなってしまった場合は手動でベンチマークを取り直した方がよい。
BOINC終了させてから上書きインスコでおk。
バージョンによっては宿題が一からやり直しになる場合がある。気になるなら予めタスクの取得を禁止し、宿題を払い出してからの方が安全。
「merge this computer」は、同じマシンなのに何らかの理由で複数に分裂してしまったマシン情報とその既得クレジットを、一つの記録にまとめるもの。実行すると、古い番号のマシンIDが削除され、新しい番号のマシンIDに記録が合算される。
「delete this computer」は、マシン情報とその既得クレジットを抹消するもの。削除したマシンIDにおける記録は全て破棄され復活はできない。マシン情報を削除しても、参加者自身の既得クレジットには一切影響しない。
参加者だけでなく個々のマシンにもクロスプロジェクトIDが付与されていて、外部統計サイトでマシン毎のクレジット獲得履歴を閲覧できるようになっている。しかし、マシンのクロスプロジェクトIDはマシンスペックを元に生成されているため、マシン構成を変更したり、メモリ増設をしただけでも変わってしまい、統計サイト上での記録の分裂現象が起こりやすい。
分裂してしまったマシン記録を一つに統合するには、かつてそのマシンで参加したプロジェクトがまだ生きているなら再度参加して「merge this computer」での記録合算を試みるといい。OSが変わってしまった場合やプロジェクト側が合算操作を禁止している場合などマージ不能の場合は、「delete this computer」で記録を抹消してしまうことで外部統計サイト上での見かけを改善することができる。
なお、World Community Gridではマシン情報の合算・抹消機能は実装されていない。
特にペナルティは何もない。自分のアカウントや参加PCの成績はそのプロジェクトが存続する限りずっと残っているし、同じアカウントで再び参加すれば成績も引き継げる。
離脱したときにまだ成績が付与されていなかった宿題があっても、答え合わせのあとにちゃんと成績が付与される。
未返却の宿題が残っている状態でプロジェクトから離脱した場合、宿題の破棄扱いとなるため信用が落ち、プロジェクトによっては再参加の際に一日当たりの宿題配布上限(daily quota)を減らされることがある。この場合はきちんと宿題の提出を続けていくことによって徐々に元に戻る。
一度作ったアカウントは二度と消すことができない。仮にプロジェクトの管理者に頼んでも、データベースに矛盾が生じる可能性が高いため嫌がられるだろう。また、既にプロジェクト自体が終了してしまった場合についても、外部統計サイトには成績情報がずっと残り続ける。
プロジェクトに対して不信が生じる事態を恐れるなら、アカウントを作る際に最初からBOINC専用の捨てアドと捨てパスワードで登録すること。
なお、外部統計サイトに渡るのは公開情報(ID番号、クロスプロジェクトID、アカウント作成日、名前、国籍、成績、直近の平均成績(RAC)、URLを公開してるならそのURL、プロフィールを書いてるならそのプロフィール、マシンを公開してるならそのマシンスペック)だけなので、プロフィールで自らバラしていない限り個人情報が漏れる心配は無い。
Recent Average Creditの略で、最近取得した功績値(BOINC credit)の増加量の平均値です。
C:\ProgramData?\BOINC(デフォルト設定)の中の「stdoutdae.txt」を見れば過去の分も記録されています。
前の情報が残っている可能性があるので、アドバンスビューの「高度な設定」=>「プレファレンス」でクリアボタンをクリック。
もしクライアント側のプレファレンスを変更している場合は、クリア後に再設定。(個々のクライアントで設定するより、サーバにあるプロファイルで設定しておくことを推奨)
これでも駄目なら、プロファイルやプレファレンスにある「マルチプロセッサの場合、全プロセッサのうち使うのは」(デフォルト値100.00%)を確認。この項目が無い(BOINCクライアントが古い)場合は、「使用プロセッサー数の設定」(デフォルト値 16)を確認。
シンプルビュー画面でPreferencesをクリック→Use no more than~を100%に→SAVEをクリック!
100%使いたくないならBOINC側では100%にしておいて外部ツールで絞る
WCGならWCGのHPのマイグリッド→デバイスマネージャー→装置プロファイルの
次のスペース以内を使用: % (全メモリーに対する比率) *3を調節すると、メモリをそれ以上使う宿題が来なくなる。
つまり減らしすぎると宿題が全く来なくなるので、様子を見つつ調整する。
あとはメモリをあまり使わないプロジェクトのみ参加するとか。システム要件
また、デュアルとかクアッドで全コア使うとその分メモリも使います。シングルで80Mでもデュアル+HTだと×4で320MB。クアッド+HTだと×8で640MB。
メモリが厳しいならプレファンスで使用するCPU数を減らすのも検討してみましょう。最近メモリ安いから増設しちゃうのも手です。
宿題の重さで見ると、このようになる。
#aa{{
高性能...| ・Climateprediction.net project
PC向け | ・Seventeen or Bust LLR (PrimeGrid)
. |
. | ・Discovering Dengue Drugs - Together - Phase 2 (WCG)
. | ・FightAIDS@Home (WCG)
. | ・Human Proteome Folding - Phase 2 (WCG)
. | ・Help Conquer Cancer (WCG)
. |
. | ・SETI@home
. | ・Rosetta@home
低性能...|
PC向け | ・XtremLab?
}}
#aa{{
↑高性能PC向け
SciLINC
Climate Prediction
BBC Climate Change Experiment
Human Proteome Folding - Phase 2(WCG)
FightAIDS@Home(WCG)
Einstein@Home
SETI@Home
Rosetta@Home
Leiden Classical
uFluids
Genome Comparison Overview(WCG)
Spinhenge@home
Rectilinear Crossing No
ABC@home
Chess960@Home
XtremLab?
↓低性能PC向け
}}
ただし、基本的に重い宿題はその分提出期限も長いので、特に気にする必要は無いかも。( SciLINC は除く)
参考: WCGのそれぞれの最低動作環境
英語BOINC Wikiの一覧のDeadline(提出期限)とProcess time(2GHzCPUでのおおよその処理時間)も参考になる。(現在リンク切れ、代替ページ?)
まずどのプロジェクトに注力したいか決める。そして設定のリソース割り当てを設定。
WCGの場合(クロス・プロジェクトの設定値)
次にキャッシュ量も設定。
WCGの場合(作業単位キャッシュの設定)
基本的な事だが、設定後BOINCマネージャがサイトと通信して設定をダウンロードして適用しないと適用されない。また、既に余分に落としたキャッシュは削除されないので、余分なキャッシュは「中止」しておく事。
プロジェクトにもよるが、キャッシュが何個もあって間に合ってない場合は全体的に少なめに設定しないと、期限切れになったりするので注意。
完了までの時間を見ながらどれくらいがちょうどいいか調整するとよい。
実際に取得するキャッシュ量は、設定値に対して個々のWUの予想解析時間の合計によって決まる(例:デュアルコアで1日の設定であれば、キャッシュのUWの合計予想解析時間が約48Hになるように取得する)。
WUの予想解析時間は実績値により適時調整されるが、個々のWUの解析時間には個体差があるため、予想解析時間も時として大きく変動することになる。
具体的には、そのプロジェクトの平均より硬いWUを解析した後は予想時間が長くなり、逆に軟らかいWUの後は短くなる。その結果、取得するWU数は予想解析時間が長くなれば抑制され、短くなると不足分を補充しようとする。
理屈上はCPUのコア数やキャッシュ量が多いほど、調整による変動幅も大きくなるので、多すぎと感じるときには設定値を減らして変動幅を抑制するしかないが、ほうっておいても再調整されるため一時的な現象であり、あまり神経質になる必要はない。
どうしても気になる人は、以下の方法を。
BOINCフォルダにあるglobal_prefs.xmlをメモ帳で開いて「<work_buf_min_days>」「<work_buf_additional_days>(無い場合もある)」の数値がいくつか確認。
これらの設定がサイトで設定したものと同じか確認。違うならマネージャで更新する。
当然「多すぎだった状態」→「設定を変更」→「適用」しても、既に余分に落としたキャッシュは削除されないので、余分なキャッシュは「中止」しておく事。
強制的にキャッシュ量の設定をするには
同じBOINCフォルダにあるglobal_prefs_override.xmlを開いて「<global_preferences>」の中に
<work_buf_min_days>0.01</work_buf_min_days> <work_buf_additional_days>0</work_buf_additional_days>
を追加。数値は好きなように。
設定した後マネージャの「高度な操作」の「Read local prefs file」すれば適用される。
global_prefs_override.xmlの内容は優先して適用されるので設定的にはここを抑えておけば良いはず。
またglobal_prefs_override.xmlは参加している全てのプロジェクトに適用されるので注意。
BOINCクライアントからではなく、プロジェクトのウェブサイト上でアカウントを直接取得してみよう。
まずトップページで「create an account」のリンクを探す(無い場合は「【トップページURL】create_account_form.php」のURLを直打ち)。
アカウントの作成を停止しているようならもちろん参加できない。また、「Invitation Code」もしくは「招待コード」という項目があるなら、招待コードを知る関係者しか参加できないクローズド運用とする方針を運営側が採っているということ。
BOINCが宿題をどう処理するかを決めるスケジューリングについての詳細
- Windows Vistaを使っている場合(UAC*5を無効にします)
- Windows VistaでBOINCを稼動させるとUAC機能が邪魔をすることがあります。
- コントロールパネルのユーザーアカウントを開きます 。
- ユーザーアカウント制御の有効化または無効化をクリックします。
- ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護... のチェックを外します。
- UAC機能全てを無効にしたくない場合
- BONICのフォルダのプロパティ→セキュリティ→Users→フルコントロールにチェックを入れる
- boinc.exe はインターネットにアクセスする為にports 80 と 443 を使う。 ローカルアクセスの為に(127.0.0.1) ports 31416を使う。
- boincmgr.exe, boinccmd.exe, boinc.scr はローカルアクセスの為に ports 31416を使う。
クライアントver6.6.xでの不具合
複数の参加プロジェクト間でのリソース配分比率を調整する隠しパラメータ「長期の負債」が、6.6.x以前ではプラスの値もマイナスの値も取りうる相対値だったが、6.6.xからはゼロ秒からはじまりマイナス秒が蓄積していく仕様に変更されている。6.6.xにアップデートした際、この「長期の負債」の値が壊れて、ときにマイナス数億秒という天文学的な値になってしまうことがある。
(「長期の負債」の値は外部ツールのBoincviewで確認できたが、現在は配布サイトが死亡してしまっている。)
プロジェクトのリセットを実行すると、「長期の負債」もゼロ秒にリセットされ、宿題が落ちてくるようになる。
追記:「プロジェクトのリセット」では直らなかったが、「プロジェクトの離脱→再登録」で宿題が落ちてくるようになったという報告あり。リセットでだめなら、この方法を試してみるとよいかも。
BOINCが宿題をどう処理するかを決めるスケジューリングについての詳細
1.稼動条件を確認する。
シンプルビューのPreferencesの設定がこの画面のようになってるか確認する。
Do work only betweenがAnytime以外、Do work after idol forが0 (Run Always)以外に設定されてると指定した時間やアイドル時にしか稼動しなくなる。
ここでの設定はサイト上の設定よりも優先されるのでここでこの画面の様になっていればOK。
念のためAdvanced Viewのメニューのアクティビティで「常時稼動」「ネットワークをいつでも使用」にする。
また「Waiting for memory」となっている場合はメモリ不足。設定でメモリ量を制限しているなら外す。
一時停止や宿題の切り替え時に進行率が戻る場合
サイト上で設定できる「Leave applications in memory while suspended?」「優先使用時にメモリー内のアプリケーションをそのままにしておきますか?」
の項目をYes(はい)にする。
2.他にCPUを使っているアプリが無いか確認する。
タスクマネージャで解析アプリ以外のアプリがCPUを占有してないか確認する。解析アプリはプロジェクト毎に異なる。
例えばWCGのhpf2だとwcg_hpf2_rosetta_5.18_windows_intelx86が解析アプリなのでこれ以外にCPUを占有しているアプリがあればそれが何か確認して止めるなりする。参考
またスクリーンセーバーが設定してあれば無しにする。
3.一度宿題を捨ててみて違う宿題をやってみる。
宿題に問題があるといつまでたっても終わらない事がある。終わらない宿題を「中止」して違う宿題でも同じ症状になるか確認する。
4.BOINCフォルダに書き込む権限があるか確認する。
BONICのフォルダのプロパティ→セキュリティ→Users→フルコントロールにチェックを入れる
正常な宿題にもかかわらずこのような現象が起こることがあります。しばらく様子を見ましょう。
いつまで経っても宿題が完了しない場合は、宿題に問題がある可能性があるので、Advanced View でタスクタブを選択し、その宿題を選択してから左の「中止」ボタンを押して宿題を廃棄してください。
1.Vistaの場合PC終了時にエラーになってしまっていないか
WCGの結果状況で「状況」をクリックして見れるログで
- exit code -1073741510 (0xc000013a)
となっている場合、PC終了時にエラーになってしまっています。
メモ帳などで以下をコピペし、ファイルの種類・全てのファイル、ファイル名「WaitToKill?.reg」の名前で保存しダブルクリック。その後PC再起動。
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control] "WaitToKillServiceTimeout"="20000"
参考 exit code -1073741510 (0xc000013a) (On Windows Vista)
WaitToKillServiceTimeoutについて
または毎回PC終了前に先にBOINCを終了させておく。面倒だけど。
2.他の人も全員エラーではないか
WCGの結果状況で他の人も全員エラーなら宿題の不具合なので、こっちの不具合ではない。
他の人の結果を見るには作業単位名をクリック。
3.OC(オーバークロック)のしすぎではないか
UDとは違ってOCしすぎるとエラー率が高くなるようです。
宿題の送信は完了したらすぐに行ってます。送信していないように見える「報告待機」の状態についての説明↓。
宿題は完了し既に提出しましたが、スケジューリング・サーバへポイントの申告を通知するタイミングを待っています。 BOINCが現在クライアントにある宿題の状況を判断し自動的に報告します。手動で報告するにはプロジェクトタブの更新を使います。
つまり完了した宿題に関する成績の情報を送信するのを待っているという事です。負荷対策の為と思われます。自動的に報告されるので放置でOKです。
その他状態に関する説明はこちら。
BOINCは提出期限を考慮しつつ解析するため、宿題の期限が近くなった場合は解析する宿題を途中で変更する場合があります。放っておけば途中の宿題も最後まで解析してくれます。
http://boinc.baldanders.info/
Windows 98 または Me 上で BOINC Manager をお使いのかたでうまく日本語が表示されない場合は,
BOINC Manager.mo の代わりに BOINC Manager.win98.mo を使ってみてください
(locale\ja フォルダにコピーする場合は BOINC Manager.mo に名前を変更してください)。
症状が改善する場合があります。
また
もともとlocale\ja フォルダ(C:\Program Files\BOINC\locale\ja)にあったBOINC Manager.moを削除して
BOINC Manager.win98.moを突っ込んでBOINC Manager.moに名前を変えたら
きちんと表示された事例があります
解決したらちゃんとメモっとけ
BOINC以外の何らかのアプリが消そうとしてるファイルにアクセス中かもしれない。ウイルスチェックとか?
Unlockerというツールでロックを解除してゴミ箱に捨てればおk
またはBOINCフォルダ右クリ→プロパティ→セキュリティで
自分のユーザー名クリック→フルコントロールを許可→OK
或いは「\BOINC\slots」以下が読み取り専用になってないか。
BOINCは「マネージャ」「コアクライアント」「解析アプリ」で動いてる
そのうち「マネージャ」は「コアクライアント」と内部的に通信してコントロールや解析状況等を表示している。
赤丸っぽいのが付いてるのは「マネージャ」が「コアクライアント」に接続できなかった為と思われる。
その場合一度マネージャを再起動させてみると大体直る。
ずーっとダメな場合はマネージャの内部的な通信を許可するようセキュリティソフトの設定を変える。
boincmgr.exe, boinccmd.exe, boinc.scr はローカルアクセスの為に ports 31416を使う。
もう一回同じ名前とパスワードで参加し直せばOK。
最新版のBOINCでは、BOINCマネージャから起動した場合でもマネージャの終了と連動してクライアントが終了しなくなった。
マネージャの「高度な操作」 → 「Shut down connected client...」でクライアントを終了できる。
この操作は接続しているクライアントを終了するものなので、リモート操作時は前もってローカル接続に戻すこと。間違ってリモート接続先のクライアントを終了してしまった場合、再起動する手段は(別途リモートデスクトップのソフトを入れてない限り)無い。
BOINCのプロジェクト群で共通に使われる参加者識別ID「クロスプロジェクトID(CPID)」は、登録メールアドレスをもとに生成しています。
CPIDは登録メールアドレスだけでなく、各プロジェクトが個別に付けた乱数を連結した上で暗号化されている。参加者が既にCPIDを持っている(他のプロジェクトに参加済み)なら、新たに参加したプロジェクトに伝播して上書きされる仕組み。
各プロジェクト個別のプリファレンスで、自分のPCを非公開にする設定にしているから。
PCごとの成績の推移を統計サイトで見れるようにしたいなら、自分のPCを公開する設定にしなければならない。
なお非公開設定でも、自分の参加者IDとリンクされなくなるだけでPCの統計情報自体は公開されている。マシンIDをもとに成績を閲覧することはできなくはない。
プロジェクトの離脱や再参加を繰り返していると、そのような状態に陥りやすい。
ここから要求される.msiファイルを探して落とせばおk。
http://team2ch.info/TANPAKU/Preferences/
TANPAKUの説明だがBOINC Clientや他のプロジェクト(WCGなどを除く)でもほとんど同じ。
BOINCクライアントのデバイスIDは、宿題提出時に更新されます。そのため、最後に宿題を提出して以降のバックアップであれば有効ですが、それ以前のバックアップデータからBOINCクライアントを復元してもデバイスIDは不一致となります。
デバイスIDが不一致の場合、新規デバイス(新規インストールされたもの)として処理されます。
PCのトラブル等により、急遽BOINCクライアントを他のPCやHDDで復元したい場合は、バックアップなど過去のデータは使用できませんので、元PCやHDDから直接データを救出してください。
アイコン・メニューの休止、Simple ViewのPauseでは手動で再開しなくても1時間後に再開する。
1時間以上止めたいときは、Advanced Viewのアクティビティから一時停止するか、高度な操作から接続しているクライアントをシャットダウンする。
サイトが更新されるまで最低24時間かかります。マターリ待ちましょう
また、妥当性検査処理中でかなり時間が掛かる事があります(3日くらい)。とりあえず提出出来てるかどうかは結果状況のページで確認できます。説明
メンテ中です。WCGのサイトは毎日定期的にメンテナンスを行います ラウンジスレ229より ソース
凡例 | |
O | つながる |
X | めんて |
毎日(日本時間) | |||||||||||
01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
OO | OO | OO | OO | OO | OO | OO | OO | XX | XX | OO | OO |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 00 |
OO | OO | OO | OO | OO | OO | OO | OO | XX | OO | OO | OO |
メンテ時間 詳細 | ||
毎日 | 09:06 から2時間程度 | 統計更新 (チームとチャレンジの統計更新も含む) |
毎日 | 21:06 から1時間程度 | 統計更新 (全体と個人統計だけ) |
毎日 | 4回 1時間30分程度 | BOINCの宿題採点停止 |
火・木・土・日 | 16:00 から?時間程度 | 全データベースのバックアップ |
葉鍵板より引用
WCGでチーム名一部大文字化がうまくいきませんでした。
変更しようとしとして、「この名前は使用可能ですか?」を
クリックすると、「既に使用中であるか、使用不可です。」が
出ます。
もしかしたら、WCGのメンバー名使用可否判定は大文字・小文字を
判別していないシステムになっているのかも知れません。
強制的に「保管」をクリックしてすると、一旦受け付けるのですが、
統計ページのメンバー名及びTeamメンバーリストに新しい名前は
反映されませんでした。(24時間待ってもダメ)
で、次の手順で変更すれば解決しましたので、同じ症状で困って
おられる方は参考にしてください。このやり方では、統計ページ及び
Teamメンバーリストにもリアルタイムで反映しました。
「ruby@LB@leafkey」 → 「ruby01@LB@LeafKey?」(少し違う名前)
→ 「ruby@LB@LeafKey?」
「上で選択したプロジェクトに、私のコンピューターに適した作業がない場合は、別のプロジェクトから作業を送信してください」
という項目にチェックが入っていると他のプロジェクトの宿題が落ちてきます。
最初の登録ではデフォで有効?なので、最初の登録で選んでないプロジェクトでも落ちてくるようです。
変更するにはデバイス・マネージャー(Defaultプロファイル)の設定にアクセスして
「使用可能なプロジェクト」の所の「上で選択したプロジェクトに~」のチェックを外して設定を保存します。
設定するとそのとおり、選択したプロジェクトに宿題が無くなったらWCGからは何も落ちてこなくなります。
低スペックPCのみにゲノムだけやらせたい場合は複数台のPCにそれぞれ違う設定をするを参考に
ゲノム用のプロファイルを作って適用する(現在ゲノムは終了しています)。
各プロジェクトごとに合計ランタイムが一定時間を超えるともらえます(2009年7月半ばに改定があったようです)。
◇Bronze - 14 days
◇Silver - 45 days
◇Gold - 90 days
◇Ruby - 180 days
◇Emerald - 1 year
◇Sapphire - 2 years
リザルト数やポイントは関係なく、提出した宿題がエラーや妥当性検査処理中であっても問題ないようです。
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